冬の特集
おせち料理
今月の特集は「おせち料理」。やや敷居が高く感じられるかもしれませんが、実は一品一品は思うほど難しいものではありません。市販のものと上手に組み合わせながら、今年は手作りのおせち料理にトライしてみませんか。

冬の特集
今月の特集は「おせち料理」。やや敷居が高く感じられるかもしれませんが、実は一品一品は思うほど難しいものではありません。市販のものと上手に組み合わせながら、今年は手作りのおせち料理にトライしてみませんか。


キリンレシピノートオリジナル「おせち料理」
祝い肴三種、口取り、酢のもの、焼きもの、煮ものと、“おせち”に欠かせない料理をすべて網羅した、キリンレシピノートオリジナルの「おせち料理」です。

簡単おつまみおせち
おせち料理初挑戦の人にもおすすめの”簡単おつまみおせち”です。
おせち料理の基本的な構成は以下の通りです。
おせち料理は、本来は五段重に詰めるのが正式なのだとか。詰める料理の順序は以下の通りです。
| 一の重 | 祝い肴 |
|---|---|
| 二の重 | 酢のもの、口取り |
| 三の重 | 焼きもの |
| 与の重 | 煮もの(忌み数字の四をきらってこう書きます) |
| 五の重 | 控えの重 |
五の重を控えの重として空にしておくのは将来さらに繁栄し富が増えることを願ってのことだそうです。
しかし、近年では省略された三段重がもっとも一般的といえるでしょう。その場合、詰める料理の順序は以下のようになります。
| 一の重 | 祝い肴、口取り |
|---|---|
| 二の重 | 酢のもの、焼きもの |
| 三の重 | 煮もの |
また、気軽な二段重の場合は、一の重に祝い肴と口取りと酢のもの、二の重に焼きものと煮ものを詰めればよいでしょう。
ちなみに料理を重箱に詰めるのには、めでたさを「重ねる」という意味があるそうです。
せっかくおせち料理はしっかりつくれたのに、うまく重箱に詰められなかったらもったいないですね。詰め方のバリエーションをいくつかご紹介するので覚えておきましょう。
各お重に詰める料理の数は3、5、7の奇数にします。偶数になってしまった場合は、あしらい(料理に取り合わせて色や香りを添えるもの)を添えてひとつに数えます。
お重を田の字に四分割して盛る、もっとも基本的な詰め方です。料理の数が偶数になってしまうので、南天やつくばねなどのあしらいを入れて奇数にします。
市松模様のように9種類の料理を整然と並べる詰め方です。品数が多くなる一の重向き。味移りに注意し、中央の料理を器に入れるなど、仕切り方を工夫しましょう。
升詰め、升かけともいい、斜めに奇数列に並べる詰め方です。中央に色のはっきりしたもの、大きなものを詰めるときれいに仕上がります。
お重の四隅を頂点とした四つの三角形の部分と中央のひし形の部分に料理を詰める方法で、隅どりともいいます。中央に色のはっきりしたものを詰めると全体がしまります。何かと忙しい年末。品数の多いおせち料理はスケジュールを立てて計画的に早め早めにつくっていくようにします。クリスマスが終わったら、すぐに気分を切りかえておせち料理づくりのプランを練り始めましょう。